「男女が同じ土俵に上がれるはずがない
男女は同じ人間なのだから違いを認識してはいけない
男女は性差の違いを認識して社会に立つべき
男女は違うのだから違いを尊重して何故悪い？
等など」

人は様々な価値観を多様に持っています。
同一認識概念を持つことはとても困難です。
基本法を理解しようとする前にまず自らに問いかけてみましょう。

異性や機関、組織や社会に対して苦情や文句等を並べ上げる前に、
まずは自らの姿勢を正しておくことが大切です。
自分が主張しようとしている事柄は、男女の両性にとって大切な事柄なのかどうか、人権擁護の意味を十分に含んでいるのかどうか、正当な意見として述べたとき、相手となる異性への敵対になることはないかどうか、人道に反していないかどうかなど、自らの意見を省みることが大切な理解の方法なのではないでしょうか。

現代の日本社会は、この認識概念の差異について論議している時間の猶予はありません。
意見の交換をどんどんと行い、相互理解と共有できる接点を見つけ出すことが迅速に望まれているのです。
少子高齢化問題の対策をはじめとして様々な問題に対応しなければなりません。また男女が共に未来を築く社会の土壌を作らなくてはなりません。
そのことを認識した上で、基本法の概念を理解するよう努めることが大切だと考えます。