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わたしに出来ること

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子どもが小さくまだ手のかかる年の頃は、母親である養育者は育児にとても疲れます。
離乳食や健康管理、清潔維持のためにと休む間もなく働きます。夜もゆっくり熟睡出来ないことが多いのです。

肉体的にだけでなく、精神的にも葛藤します。

心理的に見れば、子どもを産んで母になるのではなく、子どもを育てながら母になっていくからです。
そのような状況で、正社員として仕事を続けていくのは困難であるだけでなく、リスクも伴う上に精神的肉体的負担をも伴います。

肉体的な負担を軽減させるためには、家族や施設、支援団体の協力も必要です。
精神的な負担も同じかもしれません。しかし母修行の道を歩んでゆくことに変わりはありません。そのために出来るだけ多くの助けを受けながら、皆懸命に前進しているのではないでしょうか。

それはどのようなことを意味するでしょうか?

未来社会がたとえ男女共同参画社会の土壌を形成し、共に働きながら家庭生活と社会生活を営むことが出来るようになったとしても、男性が子どもを出産することは出来るようにはなりません。男性に生理がくることはありません。
そのことに決着をつけない限り、男女が性差なく平等にはならないのです。
それは、男女の性的な違いをなくすことは決して出来ないことを意味しています。

わたしが目指している男女共同参画社会とは、女性にとっても男性にとっても自らの存在を受け入れてもらえる社会、女性が女性の特性を活かして立派に評価され、認められる社会、男性が男性の特性と力を活かして人としての女性をも認めることが出来る社会です。それは性差をなくすことではなく、認めたうえで平等であることが前提となります。

また、母になる女性が母であることの喜びを知ることを伝承してゆかない限り、少子化現象に歯止めをかけることは出来ません。
そして、母になってゆく女性や母であることを受け入れてくれる社会を築いていかない限り、男女共同参画社会の本当の目的は達成されません。

・誰もが性差に関係なく、仕事を選ぶことが出来、職業を選択できる。
・誰もが性差による差別を受けることなく、自己を肯定して社会に貢献でき、また受け入れてもらえる。
・誰もが平等に社会に対して参加できる。
・そして女性にしか出来ない、出産という大切な役割を尊いこととして受け止め、老若男女関係なく誰もがそのことを慈しんでいくこと。そのことは、社会にとって大切なことだという認識を厳粛に受け入れる気持ちを持つこと。

このような考えのもとに、母になれる女性を助け、導き、母となった女性をも受け入れることが出来るような社会になってくれたらと願い続けるのが、わたしに出来ることの大切な一つなのです。
そして「基本法の理想とするような男女が共に助け合い、認め合って暮らせるような平等感溢れる平和な社会になるよう、まずは私の住んでいる街がそうなるよう頑張ってみよう」そう願いながら、推進活動に取り組んでいるのです。

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