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新しい男女平等認識概念【ルート人】

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先ほど「パラダイムシフト」の言葉の意味を紹介しましたが、ここでは私自身にとってのパラダイムシフトを紹介しましょう。

人は、自らの存在が男や女であるという意識を超えて、人類という視点から世界を見ることで“平等”という本来の意味を理解出来ると私は考えています。

また、その視点からさらに向こう側へ進んだときに、人はそこに本来の原人間を見出し、真の性に対する認識を獲得し、自己と出会い、自己実現に向けて学び、活かし、自らの命を生きるという本来の姿勢を取り戻すのです。

そのような認識こそが、現代を生きる人々に生きる力を取り戻し、活力を取り戻し、天命をまっとうすることになる、自らの生涯学習の道であると考えています。

そこで、自らの本質に潜んでいる原人間という象徴概念を“ (ルート人)”と名づけました。

そのように名づけた概念には、実は類似する抽象概念が過去の自然科学史にも存在し、世界に点在している神話となってもいました。
古代から伝承されてきた日本書紀や古事記などに記載されている日本神話にもまたそのような概念に類似するものも発見いたします。

私たちの一般常識では、信じたり考えたりするには一見不可能と思えるようなことで、実際に起こりうる、又体験し得る事実がたくさんあります。又、私たち人間の脳についても、ほんの一部しか使っておらず、大部分は使われず眠っている状態であると言われているのは周知の事実です。 さらに、人間の意識は氷山の一角のように、その水面下にはさらに大きな意識の存在があるとも言われています。

そのように見てみると私たちが考える一般常識や道徳判断というものは実は仮想的に実在するものだということが理解できます。

“ ”が導き出す答えは、“人の平方根をイメージする”ことに始まります。
ご存知のように、2の平方根 とは、2乗すると2になる数を意味します。
ですが、周知のように は無理数であって、整数の比で表すことができません。それはあくまでも1.41421356…と続く数の集合です。その一点を特定することは出来ても、無理数から逆を辿ったとき、2乗して限りなく2に近づくことはあっても「2」という完全整数になることはありません。

も同じように、整数のようにすっきりしたものを提供しません。
不思議で利己的で、調和的で神秘的な存在が人間です。不完全なものが人間です。
それこそが、“原人間”という概念に始まる自己認識であり、男女性を超えた理解、両性具有の視点にとって非常に大切な認識地点なのです。

私は、「人」の平方根は、その原素材が2乗したときに、限りなく本来の「人」そのものに近いものにならなければならないという定義要素を持っているのだと考えています。

今、日本は大きな転換期を迎えようとしています。
200年余りの鎖国を経て、日本が文明開化をしてから130余年の歳月が立ちました。
200年という歴史がいかに長いかを深く知るところとなり、又これからの半世紀後に、日本がどのような国家を築いているかが日本の歴史に大きく問われることになるでしょう。
憲法が制定され、学校教育が開始され、解放運動が多く起こり、日本は発展し続けてきました。 

今の時代を生きる私たちこそ、この転換期を担う一国民、一社会人として、何をすべきかが問われているのではないでしょうか。
人の公式があるとしたら、
意識する自分(1.41421356…) × 本来の自分(1.41421356…) =

この公式こそが、転換期に必要な新しい概念であり、男女がともに生き、共に協力しながら社会を形成してゆくための認識を支える基本的な視点として大切なのだと考えています。
そのことによって、私の男女共同参画社会への推進活動が開始されたのです。

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